火災保険申請サポートは違法?

火災保険の申請期限について

近年、広告を目にすることが多くなった「火災保険申請サポート」ですが、「違法ではないか?」という声もあります。ここでは、その合法性について解説します。

結論から述べますと、火災保険申請サポートは違法でも、詐欺でもありません。ではなぜ違法だと思われるのでしょうか。

それは、火災保険の契約約款では、保険金の請求は「被保険者本人が行うもの」とされているため、申請サポート業者が 保険金請求そのものをを代行することは契約違反になるからです。結果として、その保険金請求は認められず、最悪の場合、契約を解除されてしまうケースもあります。

しかし、火災保険申請サポートは、あくまで複雑な書類作成を手助けし、専門的観点から手続き方法へのアドバイスを行うものです。実際の保険金請求は被保険者本人が行うものとなりますので、違法なものではありません。そもそも、火災保険加入者(被保険者・契約者)が、自分で保険請求することはとても困難です。むしろ火災保険申請サポートを積極的に利用することで、迅速で適正な手続きが可能となるのです。

険金請求は法律行為に当たります。火災保険加入者(被保険者・契約者)本人以外で保険金請求ができるのは弁護士のみです。法律行為とは、法律や契約に定められた希望どおりの効果が得られる行為で、保険金の支払いを請求する意思表示も含まれます。法律行為は本人以外の代理人が行うことも可能です。しかし、弁護士以外の者が報酬を得る目的で法律行為の代理を業務として行うことは、いわゆる「非弁活動」として禁止されています(弁護士法72条)。