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笠木材料

笠木材料一覧

木製
セメント製
モルタル製
ステンレス製
アルミ製
ガルバリウム製

木製

栗や杉などの硬い木から作られており、一般的には内装の手すり壁などの頂部に木製笠木を使用します。外構で木製笠木を使用する場合はウッドデッキが多いのが特徴です。また和風家屋の板塀に木製笠木を施工することで、板塀の腐食を防ぐ効果があります。雨の影響を受けやすい笠木に板金カバーをすることで、耐久性を高めることができます。
【耐久性】
約3年?5年程度
【価格】
約3,500円?7,000円/本
【メリット】
人工木よりも価格が安い。
【デメリット】
雨の影響を受けやすく、劣化・腐食しやすい。

セメント製

ベランダや外階段などの頂部、または頂部の手すり部分に設置される笠木をセメントで施工したものを指します。セメントは、クリンカ(石灰石+粘土)と石膏(せっこう)を混ぜて粉末にしたものです。モルタルやコンクリートの生成時に使用されます。笠木のセメントを施工する時は、左官職人によって仕上げられます。他にも、セメント製のブロックなどでも仕上げることがあります。コンクリートの化粧材料として使われることが多いのが特徴です。
【耐久性】
約10年?30年程度
【価格】
3,000円?5,000円/㎡
【メリット】
接着力が強い。
カラーセメントというものがある。
金属よりも熱が伝わりにくい。
【デメリット】
クラックが起こる。
塗装で保護する必要がある。

モルタル製

屋上やブロックで作られた塀などの仕上げ材として使われることも多いのが特徴です。セメントに水と砂を混ぜ合わせたモルタルは、コンクリートのように砂利を混ぜ合わせないため、表面が平らで装飾性に優れています。そのため、コンクリートよりモルタルの方が仕上げ材として使われることが多いです。水に弱いため、防水塗装することで耐水性を高めることができます。
【耐久性】
約30年?35年程度
【価格】
4,000円~/㎡
【メリット】
粘度があり、施行しやすい。
耐火性がある。
【デメリット】
車の振動などでヒビが入りやすい。
耐水性がない。
劣化するとチョーキング現象がおこり、粉が着くことがある。

ステンレス製

ベランダの手すり部分や頂部、擁壁の屋根のような部分に施工される笠木を、水回りでよく使われているステンレスを用いてつくられているものを指します。同じ長さでも、厚みで価格が大きく左右されます。
【耐久性】
約30年?50年程度
【価格】
1,000円?10,000円/m
【メリット】
光沢があり高級感の演出をしてくれる。
錆びにくい。
汚れがつきにくい。
日差しで熱くなりにくい。
タイルなどの他の素材と相性が良い。
【デメリット】
経年劣化により光沢がなくなっていく。
傷がつきやすい。

アルミ製

金属のひとつであるアルミを用いて、笠木をつくったものを指します。軽量でメンテナンスもしやすいことから、多くの建材に用いられています。笠木に使うことで、シンプルな見た目を保ち、躯体と笠木の下に広がる壁を守る役割をしています。
【耐久性】
約20年?30年程度
【価格】
1,500円?5,000円/m
【メリット】
耐候性がある。
サビに強い。
シンプルな見た目になる。
汚れがつきにくい。
メンテナンスが楽である。
【デメリット】
耐火性がない。

ガルバリウム製

躯体や笠木の下にある壁を保護する目的で取り付けられます。ベランダの腰壁に取り付けてある板金や擁壁の屋根のような部分に、アルミと亜鉛、そしてシリコンを混ぜ合わせた金属を使って仕上げてあるものを指します。
【耐久性】
約20年?30年程度
【価格】
1,000円?4,000円/㎡
【メリット】
傷に強い。
摩耗に強い。
錆びにくい。
軽量である。
シンプルなデザインに長けている。
【デメリット】
電食作用で錆が発生することがある。
衝撃に弱い。
塩害を受けやすい。