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軒天材料
軒天材料一覧
ベニヤ板
有孔ベニヤ板
プリント合板
ケイカル板
スラグ石膏板
フレキシブルボード
金属板
モルタル仕上げ
昔はよく使われていたため、新築より築年数が古い住宅の軒天部分に使われています。一般的に、3mm～5mm程度のベニア板が使われることが多く、カビや腐食防止のために塗装仕上げをします。経年劣化していくと、裂けたようにボロボロになることもあるので、塗膜が無くなる前にメンテナンスする必要があります。
【耐久性】
約5年?7年程度
【価格】
500円?2,000円/枚
【メリット】
施工費用が割安である。
【デメリット】
耐水性が低いため塗装で保護しなければならない。
耐火性が低い。
有孔ベニヤ板は等間隔に小さな穴が空いています。空気の通り道を確保する目的で、軒天では一部使いをします。屋根の四隅や等間隔に配置して、ベニヤ板と併用するのが一般的です。天井裏に通気して換気する役割があります。ベニヤ板と同じで、カビや腐食防止のため塗装仕上げをします。塗膜が無くなる前にメンテナンスが必要です。
【耐久性】
約5年?7年程度
【価格】
1,500円?2,500円/㎡
【メリット】
施工費用が割安である。
【デメリット】
耐水性が低いため塗装での保護が必要。
耐火性が低い。
ベニヤ板に木目調のプリントシートが貼り付けてある化粧合板のことを指します。繊維の向きが互い違いになるように接着剤で固められており、その上にプリントシートで化粧された板です。プリントが白くなって、ひび割れて劣化していきます。劣化してしまったプリント合板の軒天は、張替えをすることで修繕します。
【耐久性】
約15年?30年程度
【価格】
1,500円?5,000円/枚
【メリット】
施工費用が割安である。
軒天を木目調で仕上げることができる。
【デメリット】
耐火性が低い。
耐水性が低く、湿気に弱い。
プリントが剥がれやすい。
ケイ酸質、消石灰、繊維補強材などが混合されて、板状になったものを指します。ケイ酸カルシウム板と言います。昔は石綿といってアスベストが混ざっていましたが、今のケイカル板には入っていません。国交省認定の不燃材料であり、機能的にもコストパフォーマンスも良い建材です。塗装仕上げすることで、雨水から守り長持ちします。
【耐久性】
約5年?10年程度
【価格】
800円?3,000円/枚
【メリット】
軽い素材であり、材料単価が割安である。
湿気を吸わないため変形しない。
切りやすく加工しやすい。
木材よりは水に強い。
腐食しない。
【デメリット】
衝撃に弱く割れやすい。
塗装仕上げをしなければならない。
鉄や銅などの金属を鉱石から取り出すときに出てくるものをスラグといい、石膏と混ぜ合わせ板状にした不燃系の材料です。塗装仕上げすることで雨水から守り、塗膜がなくなったころに塗り替えが必要です。エクセルボードと呼ばれます。
【耐久性】
約5年?10年程度
【価格】
1,500円?3,000円/枚
【メリット】
耐火性がある。
施工性が良い。
費用も割安である。
【デメリット】
塗装して保護する必要がある。
木材よりは水に強いが耐水性は低い。
セメントと補強繊維を混ぜ合わせて、それを板状にした不燃材料を指します。スレートボードと呼ばれることもあります。重量があることから、一般住宅ではあまり使われていません。素材自体が変形しないため、振動に弱い可能性があります。雨水の染み込みや保護のため、塗装仕上げをする必要があります。
【耐久性】
約5年?10年程度
【価格】
1,800円?2,500円/枚
【メリット】
耐火性がある。
【デメリット】
重量がある。
施工費用が割高である。
塗装によるメンテナンスが必要。
軒天にスパンドレルを張ることを指します。スパンドレルは、ガルバリウムやアルミなどの金属からできており、木目調のプリントやカラー、化粧シート、フッ素などが施してあります。塗り替えのときには、錆止めをしてから上塗りをする必要があります。一般住宅より公共施設に使われていることが多いです。
【耐久性】
約20年?25年程度
【価格】
13,000円?50,000円/㎡
【メリット】
耐火性、耐久性、耐水性がある。
軽量である。
【デメリット】
施工費用が割高である。
経年劣化により錆びる。
ベニヤ板やラスカット板の下地材にセメントや砂、水を練り合わせたモルタルを塗った仕上げのことを指します。下地材にラスカット板を使うことで、モルタルとの密着が良くなります。1960年代?1980年代にモルタルが主流であったため、築年数が古い住宅や和風の住宅、外壁をモルタルで仕上げた住宅に多く、外壁と一緒に塗装してメンテナンスする場合がほとんどです。
【耐久性】
約20年?30年程度
【価格】
3,000円?4,000円/㎡
【メリット】
燃えにくい。
【デメリット】
経年劣化によるひび割れが起きる。
カラーが入ってる場合は色褪せる。