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内装天井材

内装天井材一覧

クロス
モルタル
珪藻土
漆喰
塗料
無機質系
木質系

クロス

ポリ塩化ビニールが主原料でエンボス加工やプリントなど様々な加工が施されたビニールクロス、木と紙が原料紙クロス、天然糸(綿・麻など)化学繊維(ポリエステル・パルプ・レーヨンなど)で作られた布クロス、その他に漆喰壁紙、珪藻土壁紙やオレフィン壁紙、木質系壁紙もあり、質感を楽しめます。機能性付きの商品も数多く、住宅やマンション等の住居に多く使用されています。
【耐用年数】
約10年~15年程度
【価格】
約1,000~15,000円前後/m2
【メリット】
デザインが豊富で抗菌・消臭・防汚・防カビ効果・調湿性を持つタイプもある。
施工がしやすく、コスト・工期が抑えられる。
【デメリット】
施工直後が1番きれいで、その後経年劣化(収縮、はがれ、破れ、黒ずみ)がでてくる。

モルタル

セメント・砂(骨材)・水を混ぜ合わせたもので、左官職人が一つずつ手作業で作っていきます。モルタルの色はよく目にする灰色だけではなく、パステルカラーなどバラエティーに富んでいます。材料と仕上げ方法により、表情を変えるのも魅力です。その工程で現れる色とコテのムラの独特な風合いが魅力です。
【耐用年数】
約30年程度
【価格】
約3,000円~/m2
【メリット】
耐火性がある。
独特な風合い、高級感を出せる。
【デメリット】
乾燥による収縮が大きくクラック(ヒビ)が入りやすい。
手仕上げのため、施工期間は比較的長く、コストも高い傾向。
出来ばえは職人の腕に左右される。

珪藻土

海底の植物性プランクトン・珪藻の化石(二酸化ケイ素)が原料です。珪藻土と接着剤を混ぜて施工性を上げます。職人の腕による様々な塗り方と豊富なカラーバリエーションを楽しめます。
【耐用年数】
約30年以上
【価格】
約3000~6000円/m2
【メリット】
自然素材(非アレルギー物質)で身体に良い。
消臭性、断熱性、耐火性が良く、吸放湿の効果は特に高い。
凹凸のある質感を楽しめる。
【デメリット】
ポロポロ落ちたり、擦れに弱い。
揺れや乾燥などでヒビが入る。

漆喰

消石灰に麻のような植物の繊維や糊などを練りこんでつくった素材で、日本の気候や風土に適した伝統的な左官塗工法です。白以外にもさまざまな色があり、素材や仕上げ方(模様)も多数種類があります。
【耐用年数】
100年以上
居住環境にもよりますが、江戸時代に施工されたものも現存していることから、その耐久性の高さがうかがえるでしょう。
【価格】
約4000円~/m2
【メリット】
防カビ、消臭性、吸放湿、防火性、防音等の効果がある。
自然素材のためシックハウス症候群の対策にもつながる。
美しく塗られた漆喰の天井は継ぎ目がなく、高級感がある。
クロスと比べて費用は高くなる傾向だが、メンテナンスの手間が少なく、長持ちする。
【デメリット】
重ね塗りの際に乾燥させる時間が必要なため、リフォームの工期は長くなる。
地震などの揺れでヒビが入りやすい。

塗料

一般的に多く使われる「水性エマルション塗料」は、主にアクリル樹脂やウレタン樹脂が使われていて、それぞれ価格と耐久性が異なります。水性のペンキは、油性と比べて扱いやすく、独特のにおいが少ないのがメリットです。種類豊富で、さまざまな色から好きなものを選べます。クロスの上から塗装できる塗料もあり、使う塗料の種類によっては廃材が出ず、環境にも優しく、処分費用もかからないので手軽に行えます。
【耐用年数】
アクリル樹脂塗装:約6年程度
ウレタン樹脂塗装:約9年程度
【価格】
約1000円~/m2
下地の調整や養生には別途費用必要
【メリット】
オリジナルカラーやお好みの雰囲気のお部屋を作りやすいのが特徴。
塗料の色が豊富なことに加え、質感も様々なものがあるので、細かい所までこだわった理想のデザインの実現が可能。
漆喰や珪藻土と比較して工期も短く、費用が抑えられる。
【デメリット】
塗装直後は部屋にペンキ独特の臭いが残るため、臭いが気になったり、不快感を感じる事もある。 クロスの上から塗装ができない塗料の場合、クロスを一度取り外してから下地処理を行うので、施工に手間がかかるだけでなく、色が反映されにくい。
経年劣化によって塗膜が剥がれてしまうので、定期的なメンテナンスが欠かせない。

無機質系(ロックウール板・石膏ボード)

岩綿(アスベストと混同されがちですが、全く別の物質)を主な原料としていて、板状にし、表面を整えたロックウール板や、下地用の石膏ボードではなく模様の印刷紙で仕上げられた化粧石膏ボードがあり、それぞれ耐火性、吸音性、断熱性に優れています。
【耐用年数】
約30年程度
【価格】
約1,472円/?2~
【メリット】
燃えにくく湿気に強いという性質で断熱性や防火性にも長けているので、安全性も高い。
吸音性に優れている。
【デメリット】
直張りをする場合、ビスで天井下地に留め込む必要があり、ビスが見えるので見た目があまりよくない。
また、工事の手間もかかりやすい。

木質系(無垢材・合板・繊維板)

自然のままの質感が楽しめる無垢材、天然木を薄く削ったものを別の板に張り付けた天然木化粧合板は木目を生かした温かみのある雰囲気でファンも多く、人気の高い素材です。木材や藁(わら)などの植物繊維を成形熱圧または抄造乾燥した繊維板で、一度パルプ化したものを固めているの為、木の特性はなく、質感は紙に似ています。
【耐用年数】
繊維板、天然木化粧合板:約10年~20年程度
無垢材:30年以上
【価格】
約7000~4万5000円前後/m2
【メリット】
重厚で上質なイメージを与え、天井高を強調したり、梁やダクトの凹凸を隠せる。
無垢材は、質感・吸湿性・断熱性が高く、時を経るごとに味わいを増し、経年変化を楽しめる。
天然木化粧合板は、無垢材のような見た目で価格を抑えられる。
木質繊維材は、狂いが少なくて加工性にも優れ、断熱・吸音性などに優れている。
【デメリット】
無垢材は、価格が高い、湿気に応じて伸び縮みするため施工技術が求められる。
繊維板は、質量が大きく重量は重い、湿気や水分には弱くカビやすい。