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塀材質

塀材質一覧

タイル
レンガ
化粧ブロック
自然石(天然石)積み
自然石(天然石)貼り
コンクリートブロック
コンクリート打ち
吹付仕上げ
生垣

タイル

コンクリートブロックの塀の表面を下地材で平らにして、その上からタイルを貼った塀のことです。コンクリートブロックの塀にタイルを貼りつけることで、塀そのものを傷や汚れから守ることができますが、経年変化によって、目地材などが劣化しタイルが剥がれる可能性もあります。紫外線や水からタイルを守るため、保護材を塗装施工する場合もあります。
【耐久性】
約20年〜30年程度
【価格】
約50万〜150万円程度
【メリット】
汚れに強く、長い目で見てもメンテナンス不要である。
耐久性・耐候性に優れており、強度があるので傷つきにくい。
色あせなどもしにくいため、美観を保ちやすい。
【デメリット】
初期費用が高くなる。
使う素材や施工が悪いと、前兆として浮きや剥がれなどが起こり、剥離・落下などが起こる可能性がある。

レンガ

レンガで積み立てたもので、組積造の一つになります。重量感もあり、洋風な建物との相性が抜群です。室内や室外ともに使うことができます。採光や目隠しにもなり、見た目もオシャレにすることができます。
【耐久性】
約25年〜30年程度
【価格】
約10,000円〜20,000円程度/㎡
【メリット】
劣化が少ないため、メンテナンスのコストが低い。
耐熱性や蓄熱性に優れている。
特定の工法のみになるが、耐震性に優れている。
耐火性に優れている。
【デメリット】
職人が少ない。
工事が行われる期間が長いため、坪単価が高い。
蓄熱性の高さによる弊害。
頑丈なため、リフォームが難しい。

化粧ブロック

コンクリート製で表面に凹凸や色付けなどの成形加工がされているブロックのことを指します。化粧を施したブロックともいいます。デザインも豊富ですが、価格も幅広くなっています。ブロック塀を設ける場合、高さが1.2mの以上の塀にするには、控えを3.4m以内に設け、高さ上限が2.2m以内でなければなりません。
【耐久性】
約30年〜35年程度
【価格】
7,000円〜100,000円/㎡
【メリット】
境界線がはっきりすることで、防犯効果を上げることができる。
目線の高さを遮ることで、プライバシーが守られる。
デザインが豊富である。
【デメリット】
光や風を遮ってしまう。
圧迫感がある。
外からの視線が遮られることで空き巣被害にあう可能性がある。
大きな地震などが発生すると倒壊の危険がある。

自然石(天然石)積み

大小さまざまな石を、職人の手でひとつひとつ積み上げてつくる塀のことを指します。石と石の間をモルタルのような目地材で埋めながら積む練積みは5m以上積むことができますが、石のみを積み上げていく空積みは2m以上積むことができません。天然石を使い、職人さんの手作業であることから、価格には幅があります。
【耐久性】
約30年〜100年程度
【価格】
16,000円〜35,000円/㎡
【メリット】
外観に風情がでる。
経年経過することで味わい深くなる。
汚れが目立たない。
組み合わせ次第で自由な演出ができる。
【デメリット】
施工方法によって耐久性が低い。
単価が割高である。
天然石なので均一な仕上がりではない。

自然石(天然石)貼り

コンクリートの塀に、薄い自然石(天然石)のスライスのようなものを貼ってできたものを指します。自然石(天然石)の間に目地材をいれて埋めていきます。塀自体は、コンクリート打放塀やコンクリートブロック塀です。
【耐久性】
約15年〜30年程度
【価格】
8,000円〜20,000円/㎡
【メリット】
コンクリートブロックよりも個性が出しやすい。
種類によって和風にも洋風にもなる。
経年経過しても自然石ならではの味がでる。
石によって表情が変わる。
塀自体の強度はある。
プライバシーが守られる。
防風対策になる。
【デメリット】
職人さんが手作業で施工するため手間がかかる。
石の塊ではないため、鋭利なもので叩くなどの衝撃に弱い。
風や光を遮ってしまう。

コンクリートブロック

塀に使われるコンクリートブロックはJIS規格の建設用ブロックと決まっている。コンクリートブロックの縦横に鉄筋が埋め込まれ、ブロック内部にはモルタルが充填されます。鉄筋コンクリート造の基礎を設けて造られています。
【耐久性】
約15年〜30年程度
【価格】
8,000円〜20,000円/㎡
【メリット】
耐久性が高い。
プライバシーが守れる。
防風対策となる。
【デメリット】
経年劣化により亀裂などが発生し、中の鉄筋が錆びる。
風や光を遮ってしまう。
横の力に弱いことから地震で倒壊するリスクがある。

コンクリート打ち

鉄筋で骨組みを造り、型枠で覆った後にコンクリートを流し込みます。固まったあと、型枠を外し、そのまま完成となるのがいわゆる打放といいます。ほうき仕上げや金コテ仕上げなどもあり、見栄えが良いのも特徴です。カラーまたはクリア塗装で仕上げることで、ひび割れや汚れを分からないようにする必要があります。塗装の効果があるうちに、こまめなメンテナンスが必要です。
【耐久性】
約5年〜7年程度
【価格】
15,000円〜20,000円/㎡
【メリット】
固めたものなので、強度がある。
シンプルで飽きにくい。
防風対策になる。
耐火性がある。
プライバシーが守られる。
【デメリット】
風や光を遮ってしまう。
こまめなメンテナンスをしなければ汚れが目立つことがある。

吹付仕上げ

コンプレッサーやエアレススプレーに万能ガンを取り付け、塀へ塗料や細かい人工石、天然石を吹き付けて仕上げることを指します。リシン、グラスト、スタッコ、ボンタイルなどと呼ばれるものがあります。
【耐久性】
約7年〜10年程度
【価格】
約2,500円程度/㎡
【メリット】
左官仕上げよりも費用が抑えられる。
色が多彩である。
吹付けであることで均一な仕上がりである。
【デメリット】
でこぼこした表面により汚れが付きやすい。
施工中に塗装が舞い上がってしまうため施工箇所によっては養生が必要である。

生垣

樹木を敷地内に巡らせて境界線をつくり、塀のようさせたものを指します。高さもさまざまありますが、風が強い地域では防風対策として3m以上の樹木を植えて生垣をつくっていることもあります。
【耐久性】
約20年〜25年程度
【価格】
7,000円〜10,000円/㎡
【メリット】
自然なものなので環境に良い。
生きている樹木なので季節を感じやすい。
【デメリット】
成長するので刈り込みや肥料をあげるなど手入れが必要。
害虫や樹木の病気などの被害を受ける可能性がある。
枯れ葉が落ちて掃除しなければならない。

木や竹などで骨組みを組み、粘土に菜種などの油、石灰、海藻の1種である布海苔などを混ぜた土を盛り、表面を漆喰や花崗岩が風化してできた真砂土が左官仕上げされている塀を指します。職人技であることや現代で土塀をつくる方が少ないため価格は左右されます。
【耐久性】
約20年〜25年程度
【価格】
50,000円〜100,000円
【メリット】
プライバシーが守られる。 和風の建物と相性が良い。 土の部分に瓦を入れることで強度が上がる。 味わい深い。 自然由来の素材のため環境に優しい。 【デメリット】 経年劣化とともにボロボロに落ちることもある。 ブロック塀などが主流になり、施工する方が少ない。