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外壁材質

外壁材質一覧

窯業系サイディング
金属系サイディング
樹脂系サイディング
木質系サイディング
モルタル
タイル
ALC

窯業系サイディング

セメント質のものと繊維質のものを混ぜ込み、板状にした外壁材を指します。かつてはアスベストが含まれていましたが、吸い込んでしまった場合に健康被害が出てしまうことから、2004年に製造は終了されています。現在は、アスベストに代わる繊維質が使用されています。
【耐久性】
約10年~15年程度
【価格】
3,000円~5,000円程度 / ㎡
【メリット】
耐火性に優れている。
施工期間が短めである。
デザインのバリエーションがある。
流通量が多いため施工費用が抑えられる。
【デメリット】
素材自体には防水性がないため、塗装で防水性を持たせなければならない。
熱を溜めやすい。
10年ごとにサイディング自体の塗り替え、5年?10年で目地の劣化がみられることもある。

金属系サイディング

芯材となる板の表面には、塗装ガルバリウム銅板や亜鉛メッキ銅板、アルミニウム合金塗装板や塗装ステンレス銅板などの金属板が、裏面には断熱効果のある板が貼ってあるものです。コケやサビが発生する、チョーキング現象が起きるなどの場合は、塗装などのメンテナンスが必要な時期です。
【耐久性】
約30年~40年程度
【価格】
5,000円~10,000円程度 / ㎡
【メリット】
軽量なのに強度がある。
金属なので熱を保ちやすいことから断熱性がある。
軽量であり張替えなどが簡単にできるため施工しやすい。
【デメリット】
金属であることから錆びが発生することもある。
物がこすれる、ぶつかるといったとき傷になりやすい。
シンプルなデザインが多くバリエーションが少ない傾向にある。

樹脂系サイディング

塩化ビニル樹脂というプラスチックの仲間を使った板状のものです。海外ではよく使われる素材なのですが、国内では取り扱い業者が少ないため使われることが少ないです。ものによっては、目地材を使わないで施工できるものもありますが、目地材を使用している場合は、目地材がやせて弾性がなくなる、亀裂が入るなどの現象の有無をこまめに見ていく必要があります。
【耐久性】
約20年~30年程度
【価格】
8,000円~10,000円程度 / ㎡
【メリット】
窯業系や金属系のサイディングよりも軽量である。
寒冷地域の凍害や海浜地域の塩害に強い。
目地材を使わない施工ができるためデザインの邪魔にならない。
防水性が高い。
物がぶつかったときの衝撃に強い。
【デメリット】
デザインのバリエーションが少ない。
紫外線による劣化でサイディング自体の弾性を失っていくことから保護塗料を塗る必要がある。

木質系サイディング

天然の木材を外壁に張るために加工したものです。施工費用やメンテナンス費用が割高になってしまうことから、住宅の一部分のみ木質系サイディングを使用することもあります。木なので、保護するために塗装する必要があり、メンテナンスもこまめにしなければなりませんが、天然の木でしか表現できない木目や優しさ、質感を演出できます。
【耐久性】
約3年?7年程度
【価格】
5,000円?8,000円/㎡
【メリット】
天然の木ならではの質感とぬくもりがある。
木の性質上、熱を吸収しにくいため夏場は快適に過ごせ、冬場は熱を放出しにくい。
【デメリット】
湿気や水、火に弱いため、塗装をして保護する必要がある。
天然素材なので劣化しやすい。
準防火地域では木質系サイディングを使えない可能性がある。
高圧洗浄機は、使用できません。

モルタル

セメントに砂と水を混ぜた素材のこと。左官や吹付け塗装で仕上げられます。モルタル自体には防水性がほとんどないため、塗装を施し防水性を持たせなければなりません。クラックやチョーキング現象が起きた場合は、水を含んでしまうため、すぐに修繕する必要があります。モルタルの色や模様を工夫することで味わいのある仕上がりとなります。
【耐久性】
約30年程度
【価格】
6,000円?10,000円/㎡
【メリット】
質感や模様など味わい深い仕上がりを求められる。
金属系サイディングと比べると表面温度が熱くなりにくい。
【デメリット】
防水性が低いため塗装する必要がある。
凹凸仕上げにした場合、汚れが溜まりやすく目立つ可能性がある。
ひび割れが起こりやすい。

タイル

粘土などの無機質な原料を形作り、高温で焼いた材料のことです。吸水率が低いことから水回りなどの内装にも使われています。吸水率1%以下の磁器質タイルが主に外装に使われます。
【耐久性】
約40年程度
【価格】
10,000円?40,000円/㎡
【メリット】
吸水率が低いので雨に強い。
デザインや色などバリエーションい富んでいる。
汚れに強いため、お手入れは高圧洗浄機で流すだけと簡単で良い。
変形に強い。
劣化しにくい。
デザインや形状、色などバリエーションがある。
【デメリット】
タイルとタイルの間に目地材を使用するため、10年に1度目地材のメンテナンスが必要。
施工する職人の腕に左右されることもある。
衝撃には弱い。

ALC

セメントや珪石、生石灰を原料とし、高温高圧蒸気養生をした軽量気泡コンクリートです。原料が無機質なため、人に有害な物質を出しません。パネルといってもサイディングのように薄くなく厚みがあるものとなっています。
【耐久性】
約年7年?10年程度
【価格】
7,000円?17,000円/㎡
【メリット】
一般的なコンクリートよりも非常に軽量である。
気泡があることで断熱性や遮音性に優れている。
無機質な原料を使用しているため、耐火性がある。
デザインのバリエーションも豊富である。
【デメリット】
耐水性が低いため、防水塗装をする必要がある。
防水塗装や目地材が10年に1度の目安なので、こまめなメンテナンスをする必要がある。
施工費用が割高である。