火災保険「騒擾・集団行動などに伴う暴力行為」について
騒擾・集団行動などに伴う暴力行為とは
騒擾(そうじょう)や集団行動による暴力行為によって建物や家財が損害を被ったときは火災保険の対象になります。水漏れ・落下・盗難などといたほかの補償と一緒に補償されています。戦争や内乱といった大きな暴動に関しては対象外です。比較的治安のよい日本ですが、万が一巻き込まれたときは場合によっては大きな被害もあり得ますのでしっかり確認しておきましょう。
騒擾・暴力行為とは?
騒擾とは「そうじょう」と読み、集団で騒いで秩序を乱すことを意味します。騒動と同義で使われています。集団で暴力行為や破壊行為がされて平穏が害され、建物や家財に被害を受けた場合、火災保険の請求ができます。
騒擾の補償は、水濡れ、落下・飛来、盗難といったほかの補償と一緒になっている場合があります。エコノミープランなど価格が抑えられた補償内容の場合「騒擾」が除外されていることがあるので注意しましょう。
支払い事例!どういったときに支払われるか具体的に見ていきましょう。
【支払い事例】
・暴力団の抗争が起き発砲して壁に穴が開いた
・酔っ払いの集団が外で暴れて玄関ドアを壊された
・デモ隊が暴れて窓ガラスが割れ、家財も壊れた
・暴走族が喧嘩をはじめてフェンスが壊された
・労働争議が起き、興奮した集団が石を投げ窓ガラスが割れた
集団による暴力行為や破壊行為かどうかがポイントです。個人が暴れた、不測の事態で起きた事故などに関しては別の区分で補償されます。例えば、いたずら書きは、破損・汚損の補償の対象です。また、いたずらで石を投げ込まれて窓ガラスが割れた・車が突っ込んできた、といった事故は落下・飛来・衝突の補償です。
対象にならない事例
戦争や内乱、外国からの武力行為、革命など、広範囲にわたる暴動は補償外です。あくまで騒擾は地域の数世帯にわたる範囲内の騒動です。全国や一部の地区において著しく秩序が乱れる暴動は対象外です。
請求方法に困ったらTeamPROにご相談を
補償されるとわかっていても、被害にあった疲労や精神的ショックもあり、手続きが面倒に感じてしまうのではないでしょうか。保険がどれだけおりるか実際にはわからないし、書類の作成も煩雑です。このような場合は、火災保険のプロであるTeamPROにぜひ相談ください。
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